「認知症について」~障害のある方への対人援助の覚え書き~ 2月3日に行われた研修会は、精神科医の内片先生の温かい人柄に触れ、認知症についてわかりやすくお話をしていただき、 あっという間の2時間でした。「認知症当事者の世界を想像してみる」というお話は新しい発見でした。また、認知症予防に関する 私見では1.体を動かすこと 2.歯医者さんへ行きましょう 3.「これでいいのだ」 なんともうれしいお話でした。また機会があったら ご講演をしていただきたいと思いました。終了後のアンケートに質問があり、さっそく内片先生にメールを送ったところ、回答が届きました。 この場でお答えいたします。 1.長谷川式のスケールで29点でも、まちがいなく認知症の方はどういう方なのか知りたいと思いました。 (回答)お伝えするのが難しいのですが、舞台の上では大丈夫だけど、袖に降りるとぼろが出た、みたいなイメージですね。日常的な生活の支障があるけど、その日は周りも驚くくらい調子が良かった、といった方も一例ですね。 2.心理学を学びたいと思いますが、どんな所から入って行ったらよいか知りたいと思います。 (回答)心理学入門 おすすめした参考書をまずどうぞ。「心理学」にこだわるなら、私は、河合隼雄さんの著作をなんでもいいからおすすめします。余計なお世話化もしれませんが、INPUTは大事ですが、どうOUTPUTにつなげていくかのほうが大事だと思いま す。最終的には、自らの行動変容がともなわないと援助には役に立ちません。 受講者でなければ、意味不明かもしれませんが・・・次回は、みなさん参加してくださいね。 佐塚真理子 |