1.日時 平成26年2月2日(日) 14:00~16:30
2.会場 清水テルサ
3.受講人数 64名 歯科医師:10名 歯科衛生士:53名(会員36名・非会員17名) その他:1名
4.テーマ 総合的な「食」のサポートを目指して
~食塊形成と咀嚼を考える~
5.講師 菅 武雄 先生(鶴見大学歯学部高齢者歯科学講座 講師)
6.概要と様子
静岡県歯科衛生士会(中部支部)と静岡市清水歯科医師会では毎年合同研修会を開催しています。 今回は、「健康咀嚼指導士企画研修会」として菅武雄先生に講演をして頂きました。
摂食・嚥下障害に対するリハビリテーションの輪が広がる中、1歩踏み込んだ総合的な「食」のサポートの必要性が求められるようになってきた。 嚥下だけではない「栄養」。「栄養」だけでない「生きること」。それが「楽しみ」であって「安全」であることが求められている。と考えている菅先生から、 「咀嚼=食塊形成?」をヒントに代償的介入法も入れながら、総合的な「食」のサポートについてお話をして頂きました。 また、ピーナッツを使用した実習や、先生自ら患者役になりVEを見せていただき、あっという間の2時間半の講演でした。 64名の受講者は目を輝かせ、耳を傾け、時には笑い、興味深く菅先生のお話しを聞いていました。 (受講者の声)
・摂食・嚥下障害に対応するにあたり、まず問題発見が大切ですが、何が問題なのか見分けられる力をつけていかなければならないと思いました
・摂食・嚥下について、咀嚼を主に考えていましたが、最初の一口どこから食べはじめるかなど考えてもみませんでした ・捕食の大切さがわかり勉強になりました
・経口摂取の可能性を見極める目を養えるようにならなくてはと思いました ・息するのも、まばたきするのもおしく思えるほど菅先生のお話しを聞かせて頂きました。“口腔”の最前線のお話しとても有意義に聞かせて頂きました ・臨床とエビデンスが適度に混在した楽しい研修会でした ・食べることの何と奥深いことでしょうか。レベルの高いお話を分かりやすく聞くことが出来ました などなど 摂食嚥下障害の方々への援助法のヒントを頂き今後の参考にしたいと思います。 また、当日TVにて摂食回復支援食「あいーと®」が紹介され、偶然にも業者の方が試供品として持ってきて下さり皆さん喜んでいました。(佐塚真理子記) |